特別講座 第6回「若手音楽家のためのキャリア展開支援」開催のお知らせ

音楽創造・研究センター/音楽総合研究センター共催 2018年度「講演会シリーズ」第 6 回

「アウトリーチ活動の意義とこれからの課題」

【日時】 2018年 6  1 (金)18:00~20:00  ※申込み不要
【会場】 東京藝術大学音楽学部 5-109
【対象】 学部生・大学院生
【講師】  白石 光隆 先生(本学非常勤講師・ピアニスト)

⦿ 概要

若手音楽家にとってのキャリア展開は、卒業後にいきなり社会人として拠り所のない異世界に飛び出て、専門家としての自分のキャリアをゼロから築くところから始まります。今の時代は、「音大生」が「プロの演奏家」として羽ばたくためには、演奏技術だけでなく、セルフ・マネジメント能力や知的な発信力が大きく求められます。音楽総合研究センターでは、若手アーティストがフリーランスとして活動するためのスキルを身に付けられるよう、さまざまな支援を試行しています。

講演会シリーズ第6回は、ピアニストとしての演奏活動はもとより、(財)地域創造の音楽活性化事業登録アーティストとして約18年アウトリーチ活動に参加され、積極的な後進指導など幅広く活躍されている、白石光隆先生を講師にお招きします。アウトリーチとは、大学内やコンサートホールの舞台という従来の枠組みにとらわれず、日頃、芸術音楽ジャンルに触れる機会の少ない人々に近づき、直接働きかける活動を意味します。現在ではアーティストの大切な活動の一つとして認識され、分かりやすいパフォーマンス力も求められるところとなっています。

当日は経験談を踏まえながら、アウトリーチ活動における視点からの音楽活動の展開、社会へのアプローチの方法などを、実演つきでご講演いただきます。ぜひ奮ってご参加ください。

⦿ 白石 光隆 先生のプロフィール

白石 光隆 先生 (ピアニスト)
東京藝術大学附属高等学校、同大学を経て、同大学院を修了後、1989年ジュリアード音楽院へ進む。90年ジーナバッカウアー国際奨学金コンクール入賞、91年学内のコンチェルトコンペティションで優勝し、ジュリアードオーケストラと協演。94年第63回日本音楽コンクール声楽部門において木下賞(共演)受賞。ソロ、室内楽、協奏曲等、音楽性の高さには定評があり、内外の共演者の信頼も厚い。またレパートリーが広く、邦人、現代作品など分野を問わず才能が遺憾なく発揮されている。CD「ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』」他多数をリリース、いずれも高い評価を受ける。毎年定期的に東京でソロリサイタルを開催。現在、東京藝術大学、お茶の水女子大学非常勤講師。

 

⬇︎第6回 特別講座の講演録は下記をクリック⬇️

講演録『アウトリーチ活動の意義とこれからの課題』(白石光隆先生)

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